第5回　日本美容専門学校　吉田 愛先生2023.10.31

様々な専門学校が集まる東京の高田馬場。そこに、美容専門学校の中でも老舗の日本美容専門学校はあります。創立は1954年、美容師が集まってできた全国組織「日本美容師会」の教育機関として誕生し、以後日本の美容師育成をリードしてきました。美容師やヘア＆メイクアップアーティスト、エステティシャンやネイリストなどのプロフェッショナルを養成しており、昼間部以外に夜間部や通信講座もあり、一度社会に出てから美容業界を志す人にも門戸が開かれています。

自身がこの学校の出身でもある吉田愛先生は、美容師をめざす昼間部コースの2年生のクラスを担当しています。

「常に最新の情報を生徒たちにも共有したいので、私自身もコンテストに出たり、雑誌のヘア特集を見たり、日々情報のキャッチアップに努めています」。

生徒たちからは「愛ちゃん先生」と親しみを込めて呼ばれており、「いつもおしゃれ」「距離が近い」「どんなことでも相談しやすい」といった声が多く聞かれました。

授業では、技術を教えるだけでなく、社会に出たときのことも見据えて基本的なマナーなどについても指導を行っているそう。「一人ひとりの個性をよく見て、それをいい方向にもっていってあげることも将来のためにはとても大事なこと。それと同時に、言葉使いや態度といった社会に出たときに必要になるコミュニケーションスキルについても、日々の中で身に付くように心がけています」。

この学校では、2年間でほぼ１００％の生徒が美容師の資格を取得し、ヘアサロンなどに就職します。これから社会に出ていく生徒たちへは、「ここからがスタートだと思うので、2年間で学んだ技術や知識を活かし頑張ってほしいです。つらいことももちろんあると思いますが、諦めずに自身の目標に向かって進んでいってほしいです」とエール。