専修学校
関係者向け

高等専修学校のことが知りたい

このページでは、高等専修学校そのものの説明や、高等専修学校での学びや生活、卒業後の進路などについて紹介しています!

高等専修学校とは?

高等専修学校(専修学校高等課程。以下、「高等専修学校」と表記)は、中学校を卒業したみなさんが、少しでも早く自分の夢や目標に近づくために、専門知識を学べる学校です。学校ごとに様々な特色があり、①仕事に活かせる資格を取得できる学校、②不登校経験があっても安心してリスタートできる学校、③多様な個性を大事にしつつ自立を目指せる学校、④夢の実現をサポートする学校などがあります。
高等学校と並び、中学卒業後の進路の一つとして認められており、現在約400校で約3万4000人が学んでいます(令和2年度)。

入学前に知っておきたいこと

高等専修学校に入学するには?

高等専修学校では、入学資格として、「中学校卒業程度」であることが求められます。

多くの学校では、入学者選抜として、筆記試験や面接試験を行っています。学校によって選考方法が大きく異なるので、各高等専修学校の入学案内をしっかりと調べましょう。

高等専修学校の学費はどのくらい?

令和2年度の学生・生徒の納付金額は、平均930万円(※)でした。学費には、入学金(入学時)、授業料、施設費、教材費、実習費、後援会費などが含まれます。学校や分野により必要な学費の種類、金額は大きく異なりますので、各高等専修学校の入学案内をしっかりと調べましょう。

公益社団法人東京都専修学校各種学校協会「調査2 令和2年度学生・生徒納付金調査」(令和2年度 専修学校各種学校調査統計資料p.143)

活用できる学費支援制度は?

高等専修学校への就学を支援する国の制度として、1.高等学校等就学支援金、2.高校生等奨学給付金、の2つがあります。いずれも返済不要の支援です。
年収270万円未満の世帯であれば、両方を利用することができます。

1.高等学校等就学支援金

国による授業料支援のしくみです。年収910万円未満の世帯が対象になります。申込みは、学校に行ってください。

2.高校生等奨学給付金

国による授業料以外の教育費支援(教科書・教材など)のしくみです。生活保護世帯、年収270万円未満(住民税所得割非課税)の世帯が対象になります。申込みは、学校または住んでいる地域の都道府県に行ってください。

高等学校とどう違うの?

高等専修学校は、教科や授業の内容に特色があります。

高等学校は学習指導要領に基づいたカリキュラムで授業が組まれています。

高等学校の学科 科目
普通科 普通科目(「国語」「地理歴史」「数学」「理科」「外国語」など)が中心
専門学科 専門科目(「農業」「工業」「商業」「水産」など)が中心
総合学科 幅広い選択科目の中から自分で科目を選択

一方、高等専修学校は、学習指導要領に縛られないため、学校ごとに特色のある自由なカリキュラムが組まれています。

高等専修学校の学科 科目
学校の専門分野による
さまざまな学科
専門科目と普通科目
学校ごとに教科や授業の内容が大きく異なるが、多くの場合は、専門科目を通して職業に直結する専門的な知識を中心に学びつつ、普通科目を通して社会に出るために必要となる基礎知識を学ぶ

大学入学資格付与指定校の場合:定められた普通科目の授業数が必要
技能提携校の場合:定められた普通科目の授業数が必要

技能連携とは?

技能連携制度とは、高等学校の通信制または定時制の課程に在籍する生徒が、各都道府県教育委員会の指定する技能教育施設で教育を受けている場合、その教育施設における学習を、在籍している高等学校における教科の一部の履修とみなす制度を指します(学校教育法第55条)。
技能教育施設として指定を受けることができるのは、修業年限1年以上で年間指導時間数が680時間以上、教員の一定規模以上が高等学校教諭の免許状を有することなどの基準を満たす教育施設です。技能教育施設の指定を受けた高等専修学校と高等学校の両方に在籍し、カリキュラムを同時に学び、双方の課程を修了した場合は、高等専修学校の卒業資格とともに連携先の高等学校の卒業資格を得ることができます。

高等専修学校での学び・生活・友人

高等専修学校の学びの特徴って?

学校ごとに様々な特色があります。

1.仕事に活かせる資格を取得できます

高等専修学校は職業教育を重視しています。
そのため、普通科目に加え、専門科目の実習・実技の授業が多いことが最大の特徴です。
また、社会で役立つ資格取得にも力を入れています。国家資格が取得できる学校もあります。

2.不登校経験があっても安心してリスタートできる

小中学校時代に不登校や中退を経験した方も安心して学校生活をリスタートできるよう、学校に通う楽しさや、学ぶ楽しさに配慮したカリキュラムや各種行事を行っています。

3.多様な個性を大事にしつつ自立を目指せます

多様な個性のある方が社会で自立した生活を送れるよう、それぞれにサポートを行います。発達障害等、支援が必要な方を受け入れる高等専修学校も多数あります。

4.夢の実現をサポートします

ミュージシャン、ダンサー、デザイナー等、「なりたい職業」を目指す方のために、学習指導要領にとらわれない自由なカリキュラムを展開する高等専修学校が多数あります。

高等専修学校の学習サポートは?

生活面、学習面の指導がきめ細かく、高等学校と同様に学級制や担任制をとる学校も多いことが特徴です。

高等専修学校ではどんな授業が受けられるの?

専門的な知識を学べる授業が充実しています

高等専修学校では多くの場合、専門科目を通して職業に直結する専門的な知識を中心に学びつつ、普通科目を通して社会に出るために必要となる基礎知識を学びます。
高等学校と高等専修学校の時間割を比べてみると、高等専修学校の時間割には専門科目が多いことがわかります。

(表の題目)
高等専修学校と高等学校の時間割の例
※時間割はあくまで一例です。各高等専修学校や高等学校では、それぞれ独自の特徴的なカリキュラムを定めています。

表の見方:
上2つが高等専修学校、下2つが高等学校の時間割。
時間割内のピンク色が専門科目、黄色が普通科目の授業

さまざまな高等専修学校の時間割を見てみましょう

高等専修学校は学習指導要領に縛られないため、学校ごとに特色のある専門科目カリキュラムが組まれていることも特徴のひとつです。
また、専門分野や取得できる資格の種類によって授業の内容が大きく異なりますので、各学校の専門分野や特徴をよく調べましょう。

高等専修学校の時間割例(色文字、色コマが専門科目の授業)

高等専修学校で得られる能力・資格、卒業後の進路

高等専修学校で得られる資格とは?

各種認定資格や国家資格が取得できます

高等専修学校のなかには、各種認定資格や国家資格が取得できる学校があります。取得できる資格は多様な分野にわたります。

※下記はあくまでも一例です。また各資格は、卒業時に取得できるもの、卒業後さらに専門学校等で学ぶことで取得できるもの、卒業後に実務経験等を積むことで取得できるもの(受験資格取得のみ)があります。
※色文字は、国家資格・検定・試験名です。

卒業後はどうなるの?

自分の希望や適性に合った専門知識・技術を習得した生徒たちは、それぞれに就職や進学の夢を実現し、さまざまな企業・機関で即戦力として活躍しています。

大学等に進学できるの?

高等専修学校を卒業することで、大学等の高等教育機関に進学することも可能です。具体的には、「大学入学資格付与」や「技能連携」の制度を活用します。
一定の要件を満たした高等専修学校を卒業することで、高等学校を卒業しなくても、高等学校の卒業生と同等以上の学力があると認められ、大学への入学資格を得ることができます(学校教育法第90条、学校教育法施行規則第150条)。卒業することで大学入学資格を得られる高等専修学校を「大学入学資格付与指定校」と呼びます。

その他

専修学校とは?

専修学校とは、専門学校を含む学校種の名称で、実践的な職業教育、専門的な技術教育を行う教育機関です。
専修学校には、上記でご紹介している「専門課程(専門学校)」、中学校卒業程度の方を対象とした「高等課程(高等専修学校) 」、これら以外の教育を行う「一般課程」の3つの課程があります。