第1回 石川県調理師専門学校 小向典子先生2023.10.10
石川県金沢市にある石川県調理師専門学校、通称「いしちょう」は、1971年創立の1年間で調理師免許が取れる専門学校。高校を卒業したばかりの学生だけでなく、一度社会に出た年代の方も増えているとのこと。もともと飲食に関わる地元の7団体が、「後輩たちは自分たちで育てよう!」と始まったこともあり、先生たちも地域で活躍している方々が中心。そんなこともあり、学内はとても和気あいあいとした雰囲気に包まれています。
授業以外のことも相談できる距離の近さ
校長先生でもあり、現役で教えている先生でもある小向典子先生は、自身がこの学校の出身でもあります。 「私が通っていたときから、先生と生徒の距離が近いところはずっと受け継がれています。授業の内容について質問されるのはもちろん、それ以外の個人的な悩みもよく相談されます。そのあたりは普通の学校とは違うかなと思います」。 これまでの卒業生は約3600名。卒業生は、地元石川県や近隣の県はもちろん、日本全国で活躍しています。 「海外で活躍している子もいますが、どこで働いていても、本当にみんなまめに連絡をくれるんです。11月には毎年、学園祭を開催するのですが、卒業生のお店もします。『手伝って~』と声をかければ、あっという間に卒業生が集まってくれます。それも日頃からの距離の近さのおかげかなと思います」 1年間で調理師免許が取れるのもこの学校の魅力の一つ。 「調理師免許は、食を扱う人間にとっては、必ず取得しておいてほしい資格。免許取得を目指して、生徒たちは毎日真剣です。これからもそんな生徒たちに寄り添っていければと思っています」