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第3回 京都第二赤十字看護専門学校 嶋田佐和子先生2023.10.20

日本赤十字社を母体とし、京都市内でも古い歴史を持つ看護専門学校が、京都第二赤十字看護専門学校です。3年制で、卒業すると看護師国家試験の受験資格を得ることができ、その合格率はほぼ100%とのこと。1学年の定員が40名と少人数なうえ、実習のほとんどが母体を同じくする京都第二赤十字病院で行われます。そのため先生や同級生、先輩後輩との関係も深くなります。

生徒一人ひとりに気配りと目配りを

「精神看護学」という、患者さんの心のケアや寄り添い方が専門の嶋田佐和子先生は、学校内でも「生徒を教えることに誰よりも熱心」と皆が口をそろえる先生です。

「私もここの出身です。卒業後は、看護師として病院で勤務をしていたのですが、看護師になりたての後輩たちが、学校で学んだことがうまく活かせてなかったりする姿を見て、学校教育でもっとできることがあるのでは?と思ったのが先生になったきっかけです」

日々生徒と接する中で気にかけていることは、「憧れだけで入ってきた子たちが挫折しないよう、毎日の学びを重ねていけるようにしていくことです。看護の世界って、結局は日々の生活の延長にあるもの。地に足をつけた学校生活ができるよう一人ひとりに気を配っています」。

自身は2度の産休と育休を経験。

「自分が働き続けている姿を見せることで、模範とまではいかなくても、そういう働き方があるんだということを生徒たちに知ってほしいし、彼らがそういう立場になったときに何か力になれたらとはいつも思っています」

とにかくどんな形でも看護師を続けてほしい、とも語る嶋田先生。

「そして続けるからには、面白がったり感動しながら続けてほしい。『看護師』っていい仕事だよ、ってその魅力を伝えていってほしいですね」