専修学校
関係者向け

興味のあることに取り組み、学生の成長を促す「卒業研究」2021.06.22

学校法人重里学園 日本分析化学専門学校
https://www.bunseki.ac.jp/

⼊学時は化学が決して得意でなかった学⽣も、基礎から化学を学び直し、専⾨的な知識と技術を修得し、最後の集⼤成として2年次後期から「卒業研究」に取り組みます。

企業等との共同研究をするグループもあり、⾃らが選んだテーマをグループで集約しながらの取り組み、実験⼿順、⽅法、必要な試薬や機器選択まで、グループ全員でディスカッションをしながら進めます。そこで主体性、思考⼒、判断⼒、表現⼒、多様性、協調性などの『実務実践力』を習得。即戦力として、活躍できる人材へと成長することができます。

最後の卒業研究発表会では、ご両親や内定企業のご関係者、中には出⾝⾼校の先⽣の前で、プレゼンテーションを⾏います。(2020年度はオンラインで実施)
グループごとに与えられた時間内に、全学生がパワーポイントを駆使して発表に臨んだ後は、企業や在校生からの様々な質問にも対応します。中には厳しい指摘も飛び交いますが、発表を終えた学⽣たちは、難題を乗り越えた後の達成感を味わい、社会⼈生活をスタートしていきます。

例えばこんなテーマに取り組んでいます。

≪チョコレート中のPEAの定量≫
PEAとは脳内分泌物質であり恋に落ちた気分にさせると言われるもの。そのPEAがチ
ョコレート中に含まれているのかを分析しました。

≪納豆菌のミュータンス菌に対する抗菌性分析≫
 虫歯菌であるミュータンス菌を抑制する効果を持つ食品があれば、食事をしながら虫歯
を予防できるのではないかと分析をしたところ、納豆菌はミュータンス菌の生育を抑制
する可能性が認められました。

◆過去の卒業研究テーマ(一部抜粋)

・化粧⽔中のパラベン濃度による抗菌性の違いについて
・光応答性芳⾹剤の開発
・⽔草による⽔質浄化作⽤
・バナナの⽪を利⽤したバイオエタノール⽣産
・飲料⽔(お茶)中の細菌の繁殖に関する研究
・梅加⼯⾷品の抗菌性について
・⾷⾍植物の消化液における抗菌性評価
・コーヒー⾹気に関する研究

優秀な研究は、各種学会でも発表し、高い評価をいただきました!

【専門学校生初!におい・かおり環境学会で発表】

≪コーヒーの香りの「見える化」に挑戦!≫

市販のコーヒー豆を用いて、その香りを分析機器で解析し、香りを目に見える形にすることで、においを嗅がなくても香りの特徴が分かるようにできないかを研究しました。
本研究は(株)島津製作所との共同研究で、同学会での専門学校生の発表は初めてということで注目をいただきました。

【専門学校生として初の発表・学生賞を2年連続受賞!】

≪サトウキビの搾りカスの有効活用≫

大阪の真ん中でのサトウキビ栽培や、サトウキビ栽培の教材化の提案など、本校ならではの着眼点で研究を進め、日本理科教育学会近畿支部大会で、専門学校生として初めての発表に臨み、最も優れた学生発表に対して与えられる学生賞を受賞しました。2年目も引き続いて受賞し、連続して受賞した学校は大会史上初の快挙でした。

2021.06.22

学校法人重里学園 日本分析化学専門学校
〒530-0043 大阪市北区天満2-1-1