専修学校
関係者向け

 エンターテインメント設営科では、大道具や舞台セットの製作・設営の技術を現役プロの先生から学ぶ実技科目「舞台造作実習」を行っています。
 本来であれば6月から始めて10月に開催される文化祭での展示を目標に取り組んでいくのですが、残念ながら今年度の文化祭がコロナ禍により中止となってしまいました。
 しかし、先生や学生達の努力によって、コロナ禍にあっても、2年生がデザインやプランニングを担当し、1年生が背景を担当、立て込みは合同で実施するというエンターテインメント設営科らしい実習を実施することが出来ましたので、今回はその様子をお伝えします。

まずは、舞台セット用のパネルの搬入から始まります。
事前に組み立ててチェックを行う「道具調べ」という段階を経て完成した大道具も加えて本番へと臨みます。

中央工学校STEPホールのステージ上に舞台セットを設営します。
既存のステージから迫り出すかたちでステージ面積を増設していきます。

ステージの増設部分を補強していきます。以前に一度同じようなセットを組んでおり、その作業と同様の手順なので、学生たちも復習できる良い機会となりました。

ステージ上で舞台セットの設営が始まりました。
舞台照明の講師である柳戸先生の指示の元、照明の調整と、バトン(ステージ上部に照明や大道具などを吊り込むために設置されている鉄管)に黒い幕をつります。
背景に黒い幕を吊ることでステージがグッと引き締まった印象に見えてきます。

自分達が製作した大道具セットの設営がいよいよ終わります。

調光室でも学生が中心となって舞台照明調整をおこない、作業が終了となりました。

中央工学校STEPホールに新たに設置した「スモークマシーン」が稼働します!

全体はこのような明るい雰囲気(左)から、スモークと照明の効果により、このような幻想的な雰囲気(右)へと激変しました!

エンターテインメント設営科1年生、2年生が協力して製作した舞台セット。
エンターテインメント設営科では、声掛け、気遣い、心配りを大事にしていますが、実習を通して1年生たちもお互いに声を掛け合うことができるようになったみたいです。
今後も彼ら彼女らの成長に期待です。

※この実習では多くの講師の先生方からご指導をいただいています。
<大道具担当>
 沖田先生(株式会社パシフィックアートセンター)
 吉澤先生(合資会社Kazax)
 風巻先生(合資会社Kazax)
 吉崎先生
<照明担当>
 柳戸先生

2022.01.25

中央工学校
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