専修学校
関係者向け

産学連携プロジェクト『店舗設計課題』2022.02.15

大阪工業技術専門学校
https://www.oct.ac.jp/

『店舗設計課題』

建築設計学科2年生の「意匠設計Ⅰ・Ⅱ」の授業において、北大阪急行電鉄千里中央駅構内「ワインスタンドしゃぶちん」の新店舗設計の課題に取り組みました。

課題の具体的な内容としては、㈱栄弥さんが千里中央駅周辺で営んでいる「千里しゃぶちん本店」が、今回新たに駅構内の立地を最大限活かした新店舗を展開するということで、その店舗設計の依頼をいただきました。
この課題に対して、担当講師であるアルファ建築設計事務所の木村先生(建築学科Ⅱ部卒業)を中心に各学生が色々なアイデアを出していきます。

木村先生講義風景

建築設計学科とは

建築設計学科の在校生はリカレント生(社会人・大学・短大・専門学校卒)であるため、建築学だけでない各個人の素養を発揮できる授業となっています。建築設計学科では、社会とリアルにリンクする建築デザインを身につけることや、自然や人の流動など周辺環境なども考えることを重視しており、先を見据えた建築を学びます。

「意匠設計Ⅰ・Ⅱ」の授業の内容

「意匠設計Ⅰ・Ⅱ」の授業は4月からスタートします。授業では、建築の基礎(デザイン・設備・配置計画)や店舗開発(お店が出来上がるまでの概論・資金繰り・売上げ)等を学びます。お店の環境や時勢など、考える事は様々です。

このプロジェクトの経緯

「意匠設計Ⅰ・Ⅱ」の授業で行われた「店舗設計課題」のプロジェクトでは、飲食店コンサルタント担当として大阪工業技術専門学校の授業を担当してくださっている中武先生より、「一人鍋」のビジネスモデルを開発したビジネスパートナー「しゃぶちん」の梅原オーナーを紹介いただき、学生達の新しい店舗展開のアイデアを実践していきます。

先ずは、新しい店舗展開をするにあたって、お店やまちづくりの提案だけでなく、リフォーム提案や、ウィズコロナの社会、本当の意味でのライフスタイルとは何か、に至るまで、学生とオーナーがタッグを組んで探していきます。

(左)木村先生、(右)中武先生 
中武先生によるワークショップレクチャー

授業内ではプレゼンテーションも行い、最優秀賞の建築設計学科2年生楢原(ならはら)さんを中心に店舗設計がスタート、㈱栄弥「しゃぶちん」オーナー梅原さんとの打ち合わせも複数回行いました。

現地調査(千里しゃぶちん本店)と梅原オーナーからのクライアントレクチャー
プレゼンテーションの様子

クラス全員がプレゼンテーションを行い、梅原オーナーに向け各自のコンセプトを説明していますが、若干緊張しています。

プレゼンテーション時、梅原オーナーからの講評会

アイデアを聞かれた梅原オーナーから全体の感想等講評頂きました。
最終的には最優秀賞や、優秀賞、特別賞が発表されます。

新店舗ワインスタンド「しゃぶちん」店内

新店舗は北大阪急行電鉄 千里中央駅構内地下1階 ワインスタンド「しゃぶちん」として2021年12月10日に無事オープンしました。

楢原さんのコメント

建築において、店舗設計は、そのお店の利益を考えて行わなければなりません。このスキルは、いつか必要になると思っていました。
大阪工業技術専門学校では、建築と経営の両方を学んで企画開発し、設計から施工まで関わります。非常にリアルな授業で、色々な経験が出来ました。

(左)木村先生 (右)最優秀賞の建築設計学科2年楢原さん※写真撮影時のみマスクを外しています※

2022.02.15

大阪工業技術専門学校
大阪市北区天満1-8-24