中津ファビオラ看護学校の校訓
教育概要
1.課程 看護師2年課程(昼間定時制)
2.修業年限 3年(講義・・・週3日 実習・・・週5日)
3.定員 1学年40名 総定員120名
4.修業時間 講義/9:00~16:15
実習/8:30~16:30(実習によって異なる)
実習紹介
2年次に保育園実習・小学校実習・重症心身障害者施設実習・小児科病棟実習を行っている。
今回は、小学校実習について紹介。
<看護学校で小学校実習を取り入れている背景>
少子化である現代社会において、看護学生は子どもとの接触体験は乏しく、子どものニーズにあった看護援助を見出すことが困難な状況にある。そこで、子どもの成長発達や子どもを取り巻く環境を知ることは、「小児看護学」の学習において最も基盤になると考え、学童期の子ども理解を深めることを目的に小学校での実習を行っている。内容は、学級活動に参加し児童と関わりを持つ事としている。
コロナ禍にあり、児童との触れ合いに制限はあるが、工夫して実習を行っている。
実習内容の一部を紹介する。
<看護学生による看護師のお仕事紹介>
コロナ禍前は、児童に聴診器、血圧計、新生児モデル人形、包帯などに触れてもらい、対面にて看護師のお仕事紹介を行っていた。しかし、コロナ禍となり感染対策の為、対面での実習ができなくなった。
そこで、2年間は看護師のお仕事紹介動画を作り、児童に視聴してもらい、視聴後にオンライン交流会を行った。
看護師のお仕事紹介動画作成の目的は、児童の成長発達段階を考慮し、看護師の仕事について児童に説明できる。いのちの大切さにつながる、興味関心を引く内容を工夫するとしている。
(年齢、理解度、用いることのできる言葉や漢字、集中力の程度、学習段階などを事前に学習して
作成する。)
学生は、看護師になろうと思ったきっかけや、准看護師としてのやりがいなどを内容に盛り込み、准看護師としての強みを生かし、生き生きと看護の仕事について紹介を行った。児童との交流会では、学童期の知識欲に着目し、体の仕組みについてのクイズを取り入れるなど、学生が内容を企画して行った。児童から後日感想が届き、その内容から、学童期の発達段階を知る機会にもなった。オンライン交流会ではあったが、学童期の子どもの理解を深めることができたのではないかと考えている。
<実習場所の小学生とオンライン交流会>
6年生との交流の様子です。
<交流会後の感想・質問>
2022.12.19
一般社団法人中津市医師会 中津ファビオラ看護学校
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