専修学校
関係者向け

OBOG INTERVIEW憧れの舞浜エリアで、憧れのシェフと働く喜び

東 有美香(ひがし ゆみか)さん

東京ベイ舞浜ホテルファーストリゾート パティシエ

東京ベルエポック製菓調理専門学校 パティシエ科

今の仕事の内容は?

今は主にウエディングケーキの製作を担当しています。日々の仕事では、ケーキを作るだけでなく、新郎新婦様との打ち合わせ、当日の設置までが業務範囲です。
仕事をする中で感じるのは、「お客様のイメージを形にすること」の難しさです。新郎新婦様の希望を掴んで、納得していただけるデザインにするために、具体的な言葉にしてお伝えするなど、コミュニケーションを大切にするようにしています。実際にケーキを提供して、「ありがとう!」と喜んでくれる瞬間は毎回感動します。組織の一員としては、現在は一児の母として家庭と仕事の両立を計りながら、後輩の育成に注力しています。

今の仕事を選んだきっかけは?

もともと舞浜エリアのホテルに憧れを持っており、1年次に今の勤務先を見学した際、シェフからの話を聞いてより興味を持つようになりました。就職するまでに必要な知識・技術について質問したところ、「人として基本的なコミュニケーションがきちんととれることと、基本技術がしっかりできること。そうすると現場で大切にされる人材になれる。」と答えていただき、在学中は基本の技術を徹底的に練習しました。

今の仕事のやりがいは?今後の夢や目標は?

一番やりがいを感じるのは、ウエディングケーキ業務です。お客様と打ち合わせをし、実際にケーキを作り、当日お見せする。パティシエがお客様と会うのはとても少なく打ち合わせも1、2回。その中でお客様の理想とするウエディングケーキをお伺いし、形にするのはとても大変です。当日、完成したウエディングケーキを見てとても喜んでいる姿を見ると、自分自身もとても嬉しく、やりがいを感じます。
6年目に入り、いろいろな業務をする機会が増えました。自分自身のスキルアップはもちろんのこと、後輩への指導も適切にできるようになりたいと思っています。正直な所、自分自身のスキルには自信がなく、後輩への指導は避けていた部分もあります。教え方にも自信がないので自分のスキルを磨きつつ、後輩への適切な指導ができるようになっていきたいです。

専修学校時代の思い出は?

授業では基本的な技術をしっかりと教えていただいたのですが、なかでも一番思い出に残っているのは卒業制作です。制作が思うように進まなかったのですが、ずっと練習に付き添って親身になってアドバイスをくれた先生たちのおかげで、卒業前に納得のいく作品を作ることができました。
また、放課後練習の「Belle’s Club」(ベルズクラブ)にたっぷりと時間が使えたことはとてもよかったです。放課後練習では、授業だけでは身につかないことも身に着けられたと思います。
さらに、導入研修や、企業との面接練習など、企業とのかかわりが深かったことが、今実際に会社で働くなかで役に立っています。具体的には、学生の間に企業と関われたことで、就職してからのイメージにつながり、入社後あまり戸惑わずに働き始められました。

学校での学びが活かされている仕事の場面は?

ショートケーキの製作です。
在学中、一番私が練習していたのが、ショートケーキの製作でした。ショートケーキは、ケーキ作りの基本となる、ナッペや絞りを練習できるケーキだったからです。学校では、放課後練習の時間を多くとることで、先生たちも様子を見てくれて、授業中よりも詳しく教わる機会を持てました。店舗実習でも、お客様に出せるようになるまで練習しました。
会社では、ナッペや絞りに対してシェフからの合格をもらって初めて、実際にお客様にだせるようになります。学校での練習の甲斐があって、入社後、シェフから何回かアドバイスをもらっただけで、すぐに合格をいただくことができました。
ショートケーキはパティシエをやる以上必要不可欠なので、学校でたくさん練習でき、先生たちからたくさん指導していただけたのはとてもよかったです。

2022.02.15

東京ベルエポック製菓調理専門学校
東京都江戸川区中葛西4-2-5
https://www.seika.belle.ac.jp/