専修学校
関係者向け

OBOG INTERVIEWベストを尽くせる動物看護師になりたいです。

中村 瑶(なかむら たまき)さん

株式会社ウイル動物病院グループ

学校法人菅原学園 仙台総合ペット専門学校 動物衛生看護科

今の仕事の内容は?

宮城県内に12拠点、福島県に1拠点を展開している(株)ウイル動物病院グループの鶴ケ谷病院に所属する動物看護師です。診察補助から検査、受付から入院管理や麻酔管理など様々な業務に幅広く携わっています。

今の仕事を選んだきっかけは?

小さい頃から動物が好きで、将来は動物と関わることができる仕事がしたいと思っていました。最初は漠然とした夢でしたが動物看護師という職業を知り、動物の健康とその飼い主様の安心を支える存在に憧れて、この道を目指しました。

今の仕事のやりがいは?今後の夢や目標は?

私のやりがいは、病気やケガで体調が悪かった動物たちが元気になることはもちろん、何よりも飼い主様からの”ありがとう”と“笑顔“です。家族の一員である大切なペットに元気がなければ、飼い主様は不安でたまらないはずです。
治療に加え、私が今まで学んできたこと、経験を通して動物たちが元気になってくれるとすごく嬉しいです。そして、飼い主様から何気ない感謝の言葉と笑顔が、この仕事をして良かったと毎回感じます。今後の目標は、1匹1匹その子にあった治療を的確に行える動物看護師になることです。
治療方針を決めるのは獣医師ですが、動物の小さな変化にいち早く気付くことができるのは動物看護師だと思います。動きや食欲などは、言葉を話すことができない動物からの大切なシグナルです。その子にあった環境、食事などを準備できるよう知識を深め、ベストを尽くせる動物看護師になりたいです。

専修学校時代の思い出は?

好きな動物がいる環境で、同じ夢を目指す友人たちと過ごした2年間は些細なことでも毎日楽しかったです。勉強ばかりで辛いときもありましたが、テスト前に夜遅くまで友人たちと連絡を取り合いながら勉強したのは楽しくもあり、張り合いも出ました。

2年間が充実していたのはやはり、友人たちの存在が大きかったと思います。また、学校での授業ばかりではなく動物園やと畜場などの校外での研修もありました。動物看護師という立場とはまた違う様々な価値観を見つけることができたのは、動物に関わる仕事をしていく上で必要な糧になったと思います。

学校での学びが活かされている仕事の場面は?

私が通った専門学校には、実際の動物病院と似た設備が多くありました。病院の受付と似た空間で問診の取り方やお薬の説明などを生徒同士で実践的に学べたので、就職してからすぐでも飼い主様とのコミュニケーションはあまり緊張せず、積極的にできました。
あとは基本的なことですが掃除です。私の学校では放課後に教室から廊下、トイレまで生徒が掃除していました。動物病院は動物が集まる場所なので汚れてしまいがちですが、自分たちで掃除を行う習慣が身に付いていたので助かりました。綺麗で清潔な病院を保つため、こまめな掃除を心がけています。

~ 未来の後輩へのアドバイス ~

将来何をしたいか、自分にはどんな職業が向いているか分からず悩んでしまうこともあるかと思います。けれど、私たちの生活は本当に多くの職業で支えられているので、その中から自分のやりたいことが見つかるはずです。
私は小さい頃からの夢を叶えることができましたが、1つの夢に突き進むことが全てではないはずです。アルバイトなどでコミュニケーション能力を養う、自分の趣味を見つけるなど様々な経験をして、自分自身が「この仕事をしていて幸せ、この仕事が好きだ!」と思える職業を見つけてほしいです。応援しています!

2021.06.29

学校法人菅原学園 仙台総合ペット専門学校
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