専修学校
関係者向け

OBOG INTERVIEW患者さんの「さっぱりした!ありがとう!」の言葉が次のやりがいにつながります。

松本 彩香(まつもと あやか)さん

医療法人社団白水会木の実歯科 歯科衛生士

学校法人東日本学園 北海道医療大学歯学部附属歯科衛生士専門学校

今の仕事の内容は?

現在、実習先でもありました木の実歯科に勤務して、次の4月で5年目になります。木の実歯科は札幌市手稲区にあり、一般診療・小児・審美・矯正・口腔外科・インプラントと様々な診療を行う歯科医院です。
日々の仕事内容は主に定期検診の方のメインテナンスを行う、印象採得や歯周病治療、ドクターのアシスト等です。メインテナンスは1~3か月のペースで来院される患者さんの口腔内をみて、前回と変わりないか、治療が必要な箇所はないかを確認します。治療が必要な場合はドクターに伝え治療になります。
歯周病治療は主に歯科衛生士が患者さんと関わり日々のブラッシング方法のアドバイスを行い、歯石取りをして、お口の中を健康に保っていけるよう患者さんと二人三脚で日々診療を行っています。

今の仕事を選んだきっかけは?

私が歯科衛生士を目指した理由は、小さな頃から医療職に興味があったことと、国家資格を取得したいと考えたからです。女性の場合は、結婚・出産等で退職しなければならない場合があるのではないかと思い、そんな時に国家資格を取得していると自分自身にプラスになると思ったからです。

現在の勤務先の木の実歯科は学生時代の実習先であり実習生としてお世話になった際、先輩衛生士さんの自分から積極的に行動して働く姿に憧れました。そして、スタッフ間で何か手助けをしてもらった際に、「ありがとう」という感謝の言葉がたくさん溢れておりとても温かい職場だなと感じ、私もそんな人になりたいと思い木の実歯科に就職しました。

今の仕事のやりがいは?今後の夢や目標は?

歯科衛生士として働く中で、メインテナンスが終わった後、患者さんに「さっぱりした!ありがとう!」と言ってもらえた時、とても嬉しくまた頑張ろうという気持ちになれます。
そして、自分が担当歯科衛生士として、治療に関わっている患者さんのお口の中の状態が良くなって嬉しそうにされている患者さんの姿を見た時は、私も嬉しくなります。
患者さんは歯科が苦手な方やこのように治療して欲しい等と希望は様々なので、その方の思っていること・考えていることを1つでも多くお話してもらえるよう傾聴の姿勢を心掛けています。

木の実歯科では昨年より訪問歯科診療をはじめましたが、高齢化社会が進む中で自分で歯科に通うことのできないお年寄りの方や障がいをお持ちの方が、安心して歯科治療を受けられる環境を作ることが大切になってくると感じています。私自身今までに同一法人の訪問歯科診療に行ったことはありますが、まだまだ学ぶことが多くあるので今後力を入れていきたいです。

卒業した専修学校を選択した理由は?

北海道医療大学は医療の総合大学なので、他の職種を目指す人達との繋がりが出来るのではないかと思い入学を決めました。卒業した今でも、医療大学出身の方々と出逢うと共通の話題があるので嬉しいです。
そして在学中は他の学部の先生方が授業に来てくださり、授業で分からなかった際の質問等も同じ校内に居るのですぐできるところがいいと思います。

専修学校時代の思い出は?

印象に残っているところは、実習で医療大学病院に行った際、全身麻酔の治療を見学させていただいたことです。実習で見せていただくことは中々出来ない中で、系列の病院ということもあり見学に入ることが出来てとても印象的でした。

そして、日々の授業でマネキンを使用しての実技実習がありましたが、その際に先生が「本当の患者さんだと思って対応してください。危ないので顔の上で物を持ったり作業してはいけません。」と言っており、学生時代はその重要性に気付くことが出来ていませんでした。就職してから実際患者さんを前にして、学生時代の先生の教えてくださったことの重要性がよく分かりました。

2021.06.15

学校法人東日本学園 北海道医療大学歯学部附属歯科衛生士専門学校
〒061-0293 北海道石狩郡当別町金沢1757